東京地区クリニックマネージャー
日本歯周病学会認定歯科衛生士 Nさん
2017年4月入社
広島大学歯学部 卒業
患者さまとお話しする際、お口の健康が全身の健康と密に繋がっていることをお伝えするよう心掛けています。例えば歯周病は、肺炎や糖尿病など全身疾患の原因となり得ます。そんな歯周病のおそろしさは未だあまり認知されておらず、歯周病治療を目的に来院される患者さまは決して多くはないのが現状です。
一方、“歯を白くしたい”などの理由で来院される患者さまは多くいらっしゃいます。ホワイトニングの施術は、歯周組織が健康でないとお受けいただけません。その旨をお伝えしたことがきっかけとなり、歯周病やお口全体の健康、さらにはお身体全体のことについて興味を持っていただけることもあります。
そんな、お口の健康に興味をもつ“きっかけ”となったお気持ち・思いを大切にしながら、全身の健康についての自己管理をしていただけるよう働きかけています。
お口の中を診させていただくと、患者さまご自身では気づきにくい部分に気づき、発見していただく場面によく出会います。そして、ご自身のお身体に関する思いもよらなかった気づきから、全身の健康に興味を持っていただけることもあります。
最初は健康に無頓着だった患者さまが、そのような働きかけの積み重ねにより徐々にご自身のお身体に興味をもちはじめられたように感じた時、大きなやりがいを感じます。
医療の分野における歯科の重要性は、まだまだ正しく認識されていないように感じます。医療を受ける立場の患者さまにとっても、医療を提供する立場の医療従事者にとっても“歯科”の位置づけは決して高いとはいえないのが現状です。
そのような中私が目指しているのは、歯科の重要性の認識、地位を向上させられる歯科衛生士です。患者さまご自身の中の“歯医者さんに行くこと”の優先度を少しでも上げていただけるような働きかけを目指しています。
また、医科との連携をとりながら患者さまのお口の中に様々な観点からアプローチすることのできる歯科衛生士になりたいとも考えています。
資格を取得している「養護教諭」という視点からも患者さまの全身の健康状態を捉え、視野を広げた状態で歯科という専門的な立場からお話できるよう心掛けています。
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